ケニアで日本人観光客がエムペサ使えるのか考えてみた

ケニア旅行した日本観光客「ケニアに旅行に行くことになった。ケニアだとあまり現金はあまり使われてないらしい。それでエムペサというのがメインの支払い方法だけど観光客でも使えるかな?」

今回はもし日本人がケニアへ旅行へ行った際に財布の代わりになるであろう「エムペサ」について解説します。

私はコンビニで働いてるせいか妙に決済方法は調べる癖がついてます。2018年4月時点でわかってること書いてみます。

もちろん日本人でもエムペサは使える。

結論からいうと就労者だろうが日本観光客でも使えます。なぜならケニアで銀行口座を作らなくてもいいから。というよりケニアの人もほとんど銀行口座はもってないはずです。

そもそもスマホ新調しないとだめ?

3代キャリア(docomo AU softbank)はsimロック解除するかsimフリーのスマホあるならそのままで使えます。

ちなみにsafaricomという通信会社あります。日本でいうmvno会社ですね。ケニアのsafaricomが対応してる周波数はこちらです。

GSM900と1800
3Gは2100

3代キャリア所持ならsim解除かsimフリー端末買っとく

3代キャリアのスマホをすでに所持してる場合は手持ちの携帯ショップへsimロック解除の手続きします。

もしガラケー(日本のガラケーはわからない)しかなくて、simフリーのスマホ持ってない場合は日本でsimフリーのスマホ端末買っておけばオケです。

一応ケニアでもスマホ端末は売ってますが「ケニア住むわけではないから」なら日本で買ったスマホで十分です。

まず空港へ降りたらsimカウンターへゴー

ケニアの空港へ飛行機で到着して入国手続きと荷物のチェック済んだら、最低限のシリング(ケニアの通貨)を両替して、simカウンターへいってsimカード買います。日本円で108円ほどです。

そうすれば携帯の番号が付与されるのでsimカードという電話番号の入ったチップをスマホにつければ使えるようになります。

携帯番号とPINコードを教える。

空港内にもエージェントはあるはずです。エージェントって銀行でなくて、売店の店員さんがATM、要は人間ATMだと思ってもらえばいいです。

エージェントのとこで「エムペサ」の登録します。電話番号とPINコード(暗証番号)を教えればはれて使えます。

ケニアでは日本みたいに月額いくら?ではなくプリベイド

日本では月いくら使ったら、クレカの口座から引き落としされることが多いです。

でもケニアの場合は通話を先に払う感じが多いです。わかりやすくいうと通話料をチャージする感じです。

ペイパルか、または現地で両替して代理店でチャージする

「エムペサ」の登録したら、エージェントに現金渡すか、ペイパル持ってるならペイパルの口座からエムペサにチャージする形です。

買い物する時

どこかの飲食店でご飯を食べました。会計は店がSMS用の電話番号を教えると思うので、店のSMSに会計金額の金額を入力してSMSを使って支払う(送金)。

ケニアではこれがほとんど主流です。

なんでケニアでは現金使わない?

治安悪いから

ケニア国内の2010年の犯罪発生件数は、警察が届出を受けたものだけで57,828件に上っています。そのうち個人の生命に直接危害を及ぼすおそれのある凶悪犯罪(殺人、強盗、性犯罪)は8,077件で、犯罪発生件数全体の約18%を占め、また、人口10万人あたりの発生件数は、日本に比べて約2倍となっています。

Kenya ケニア安全の手引き – 在ケニア日本国大使館よりPDF

ちなみに外務省の渡航情報ではケニアのナイロビはレベル1の「十分注意してください」ですね。ちなみにタイのバンコクは同じくレベル1です。

過去に私は2006年のタクシン政権へのクーデターの後にいきましたが「普通にしてれば平気じゃないですか^^;」って思いましたが知らない国へ行くときは警戒しないとダメですね。

銀行口座持ってない人多数

とにかく口座ありません。ケニアの人はスマホ所持率はほぼ100%だけど、口座は持ってない方は多数ではないでしょうか。

ATMがほとんどない

みんな銀行口座もたないからほとんどATMありません。

ATMって電気代や通信の費用やシステム的なメンテナンスでお金がすごくかかるのに、でも誰も使わないなら日本のようにコンビニにおいても意味がないです。

仮にATMあっても絶対に力づくで壊してお金をゲットしようとする輩いるから、あのようなSMSで送金するシステムが流行ったのですね。

SMSで送ることに抵抗ない

SMSで送るということは送金先(飲食店でも)に電話番号ばれます。でも強盗にあってスッカラカンよりは電話番号バレても安全な方がいいんでしょうか。

小切手でもよくないか?

会社から小切手もらったとします。ケニアではエージェントでない銀行はあまりないのであまり主流になりません。

仮に無理矢理に小切手にしてもお金変えたあとに銀行の外で待ち伏せされて強盗にあったらたまらないです。だからここでも「エムペサ」ですね。

ケニアの従業員が給与もらうときはこんな感じです。

社長や経理が従業員の電話番号にSMSで給料の金額を送信(送金)。従業員は「エムペサ」で振り込まれたら、飲みにいって支払いは「エムペサ」で払う。という感じです。

普通の店で鉄格子ある

先程の通り治安悪いから、普通の店はドラクエにあるような牢屋みたいな鉄格子でレジとかお客様は触れません。

とにかく治安悪化するとキャッシュレスが進むのだと、そんな気がします。

日本はこの先エムペサ、はやるかな?

日本の店は鉄格子ない

現在は治安はいいし、普通に歩いてるぶんには強盗なんかされません。

しかし今や日本は観光立国になりつつあって2030年は6000万の訪日旅行客を増やすと政府が推奨してるので、将来は鉄格子のコンビニもあるやもしれません。

ほとんどの日本人は銀行口座もってる

日本人は銀行やゆうちょ含めて何も口座ない人はいないはすです。なぜなら私の身内の生後2ヶ月でもうゆうちょを開設したから。

エムペサよりまずは楽天ペイやLINE Payから

コンビニではローソンがAlipayという中国では主要決済手段のAlipayが使えます。

日本ではまだSMSで送金の手段はまだないので先にスマホあれば使える楽天ペイやLINE Payを使えるにするのが先です。まあ「エムペサ」は名前自体知らない人多いだろうし…

日本人は普通の店で支払うときに抵抗あるはず

とにかく電話番号使って送金するんで「相手に電話番号教えたら、電話してないのにピザの配達きたよ…」という、そういう懸念が心配ですね。

例えば自分は飲食店でご飯を食べます。おいしければ飲食店のポイントカード会員登録するときでも電話番号書くのは抵抗ないです。

でも「この店まずい…もういくことはないや」だったら電話番号で送金する気になりません。その辺は日本で「エムペサ」やる時は課題になるのでしょうか?

エムペサみたいな仮想通貨を送金できたらおもしろい

SMSでBTC(ビットコイン)を送金できたら面白いけど、セキュリティ的にまだ難しそうですね。

まとめ

スマホは周波数対応してれば古いスマホでもういい。
とにかく電話番号で支払うということを頭に入れてあればいい。
銀行口座いらないからケニアで観光客でも「エムペサ」使える。