どうもこんにちは、@sshiokawaです。
岩田健太郎先生の本、一部読み切ったのでレビューします。
岩田健太郎著作の丁寧に考える新型コロナを前半読んだ
〇今回は出典つきだった
〇PCRやりまくると、防護服とか負担がのしかかる
〇ソーシャルディスタンスははっきりと効果ある
〇ダイプリは上水道と下水道が混ざったようなもの
〇ライブハウスなどの音楽箱の感染症対策に強いわけでない— Seiji Shiokawa (@SShiokawa) October 21, 2020
私が読んだのは10月中旬発売。
岩田健太郎先生の『丁寧に考える新型コロナ』です。
感染症の専門家である岩田健太郎先生が、9月頃の見解をしめした本。
「過去に岩田健太郎さんのコロナ本番って、やっつけ仕事でない?」って、思ってました。
今回はやっつけでなくて、出典というかソースつきの本です。
今回伝えることはシンプル。
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岩田健太郎先生の丁寧に考える新型コロナのレビュー
マスクに関しては、やはり最終手段ですね。
注意
丁寧に考える新型コロナの後半では、対談掲載されてます。しかし長いので、また後で記事にします。目次
丁寧に考える新型コロナよんでも、日本の被害が少なかったのか?わからなかった
最初は著者の紹介です。
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著者は岩田健太郎先生
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感染症の専門家。臨床医学の方
過去に岩田健太郎先生の事で記事にしてるので、軽めに紹介すませました。
私が読もうとした理由は以下。
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やはりマスクの見解は?
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スウェーデンに関しては?
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思ったより欧米ブラジルに比べると、死者数やPCR陽性者少ない理由は?
スウェーデンに関しては、岩田健太郎先生は医者の人。
死者数は多かったし、失敗という感じでした。
もちろん岩田健太郎先生は感染症専門家であり、経済や自殺担当ではありません。
感染症的な意味合いなら失敗という感じでした。
後は見出しごとに伝えます。
日本で被害が少ない理由は、運が良かった?
この記事を書いてるのは10/22木曜日。
日本は一応、まだ新型コロナウイルスのPCR陽性者は出てます。
一方で欧米ではまだ大変なことになってます。
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フランスでは一部地域でロックダウン
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イギリスもロックダウンだった?(未確定)
アメリカは確か790万人ほどのPCR陽性者。
インドは706万人ほどのPCR陽性者。
様々な事情はありますが、PCR陽性者出てますね。
一方で日本では、PCR陽性者は8万人、死者は1,627人ほど。
もちろん新型コロナウイルス陽性で、肺炎やガンなどでなくなった場合もカウントされます。
6/18の厚労省の通達ですね。
本題の「日本はなぜ新型コロナウイルスの被害が世界と比べ少なかったのか?」に入ります。
岩田健太郎先生曰く「運が良かった」これだけです。
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衛生面に関しては、アジア諸国は?になる
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BCGはブラジル打ってますよ?
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日本独特の家では靴脱ぐから?
↑の3つすべて否定してます。
特に靴に関しては、岩田健太郎先生は病院内で靴を取り替えることはしてないようです。
なぜなら、普通は床を舐めることはしないから。
上久保先生みたいに集団免疫説も否定してました。
簡単に弱毒化しないし、短期間でウイルス変異しないって。
なんでもかんでもPCRやりまくると、防護服とか負担がやばい
事前確率とか事後確率とかの話してました。
さすがに専門チックな話になるので、かなりくだいて書きます。
医師が判断して、「新型コロナウイルスかもしれん」と思ったら、PCRやるのが望ましい。
もちろんエリアで新型コロナウイルス陽性者ワラワラいたら、積極的にやるべき。
なぜなら感染者の特定、遮断が大切だから。
↓のケースだとどうでしょう?
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無症状どころか、お元気
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特にクラスターでてるとこへいってない
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濃厚接触者にもなってない
だとしたら、新型コロナウイルスの陽性の率は低いそうです。
感度や特異度の話もあるんですが、闇雲にやると、病院内の負担ヤバいらしいです。
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病院内すべてがレッドゾーンで防護服
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なぜか普通の患者が来院し、知らずにレッドゾーンに来たら、感染してしまうケース増える
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防護服やマスクの消費量ヤバく、経営圧迫
だから、何でもかんでもPCR検査は、やめてねという感じでした。
マスクよりソーシャルディスタンス
丁寧に考える新型コロナでは、マスクにも言及してました。
巷によると、岩田健太郎先生が「いつでもどこでもひとりでもマスクしろ!」みたいな噂をききました。
私は「マジかよw」って読んでみました。
結論からいえば、「3月頃と見解変わっとらんな」でした。
岩田健太郎先生は、何が何でもマスク否定派でないです。
岩田健太郎先生がマスクすべきシチュエーションは以下です。
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感染爆発エリアで、医療崩壊目の前なら、緩めるためには必要
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とにかく風邪をひいたら、マスクで飛沫は防いでくれる
岩田健太郎先生のマスクのトコを読むと、結局いつもの岩田先生でした。
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マスクは防御に使えない
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ひとりや屋外ならマスクせんでいい
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どうしても3密なら、マスクもあり
感染症専門家でもライブハウスなどの感染対策のプロではない
一応ライブハウスやクラシックホールでの感染対策にも書かれてました。
ただ岩田健太郎先生はホールにも行ったことないし、ライブハウスにも行ったことない。
サブスクやCDなどでは音楽聴くけど、実際に音楽聴きに行くことはないとのこと。
クラシックに関しては、以下のアドバイスでしたね。
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管弦楽曲は問題なし。ソーシャルディスタンスはしたほうがいい
観客部分は書いてなかった気がします。
下手すると、クラシックホール建てた建築家が感染対策を考える。
建築家が考えた感染対策案を、感染症専門家に見せたほうが確実かも。
感染症専門家は防音とか、建設的な換気に詳しいのか?不明だから。
ダイプリは上水道と下水道が混ざった感じ
今回の丁寧に考える新型コロでは、ダイプリの話は少し触った程度でした。
ゾーニングの話がメイン。
ゾーニングとは、新型コロナウイルス患者いるゾーンといないゾーンのこと。
患者いるゾーンはレッドゾーン、患者いないゾーンはグリーンゾーンと言われてます。
岩田健太郎先生がクルーズ船乗り込んだら、ゾーニングがめちゃくちゃでした。
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厚労省職員がマスクのみで、レッドゾーンにいた
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防護服来てた人がグリーンゾーンにいた
防護服って、グリーンゾーンというか安全な脱ぐことになってます。
なぜなら防護服にはウイルスがたくさんついてて、グリーンゾーンで患者出たら、大変だから。
ダイプリの件に関しては、この例えがわかりやすかった。
上水道と下水道の混ざった水を美味しそうに飲んでいる。
実際には絶対に異臭とかありえないですが、↑の例えみたいな感じでした。
今回は以上です。
私が読んでて、気がついたのは以下です。
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今回は出典つきの本だった
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日本で新型コロナウイルスの被害少ないのは運が良かった?
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マスクよりソーシャルディスタンス
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感染症専門家でも何でも詳しいワケでない。音楽箱とか
個人的にオススメできる方は、「感染症関係なら岩田健太郎さんだな!」と思える方にはオススメです。