【レビュー】PO守護神の槍警視庁身辺警戒員片桐美波読んでの感想

どうもこんにちは、@sshiokawaです。

祥伝社文庫から発売した、ある文庫を読みました。

 
私が読んだのは↓の本。
PO(プロテクション・オフィサー)守護神の槍 警視庁身辺警戒員片桐美波
ですね。タイトル名長いので守護神の槍にします。

微妙な立場の人をボディガードする話なんですが、元ヤクザを警護するって大変ね‥というのが素直な感想。

今回伝えることはひとつだけ。

  • 守護神の槍読んで、元ヤクザとの絆?
SPとかボディガード物が大好きな方は、手にとってどうぞ。
注意
ネタバレは特にしませんが、微妙にしてしまうかも。

PO守護神の槍の見どころはなぜ警護対象狙われてるの?

私が手にとったのは、元々警察物やテロに関わることが好きだから。
なんというかこの先、私が生かせるものがあるかもだから。
 
このドラマでは登場人物がそれなりに多いんで、読む際は多少メモとかで、人物の相関図はしておいたほうがいいかも。

あらすじは4次団体の末端の組長がヒットマンに射殺されてから

登場人物が多いんで、団体と人物の整理します。
まずは団体から
  • 警視庁の身辺警戒員達
  • 浅草署の人たち
  • 華岡組(トップが愛知県)
  • 六甲華岡組
  • 平井組
  • 奥心会
  • 大隅の会社
六甲華岡組は華岡組から破門や絶縁された人々が集まった暴力団組織。
六甲側が言うにはこんなことがありました。
  • 天然水などやたらとかわされた。ありえない金額で
  • トップに納める上納金が先代より取り立てがキツイ
  • 神戸本拠地だったのを愛知に移動しようとした 
きいたことある話なんですが、フィクションです。

主な登場人物はこれだけ覚えておけばいいかも

  • 大隅は元奥心会にいたけど、ワケあって絶縁。至るところから狙われるので、警察にボディガード頼んだ。
  • 平井は平井組の組長。冒頭でヒットマンに殺されて、話が始まる
  • 片桐美波は警視庁の身辺警戒員の班長
  • 難波は浅草の刑事課
リアルの警視庁ではボディガードを担当するのはきいたことありませんが、この本では身辺警戒員として活動します。
 
他にも何人か登場人物いますが、ネタバレになるからそのへんにしときます。

警護されるのは元ヤクザ

大隅は元奥心会の理事。なぜ絶縁されたかというとこんな感じ。
  • 大隅の上司というか兄貴分の山根を警察に売った
  • 覚せい剤と女子高生と淫らな行為をして、御用となった。素っ裸で‥
大隅は絶縁後は実業家になって、様々な商売してますが、いろんな奴らに狙われます。
  • 六甲華岡組系
  • カタギの人たち
あまり書くとネタバレになるんで、読んでいけばわかってくるでしょう。

昔と違いドンパチしたら徹底的に隠す

冒頭で平井組の組長をヒットマンが殺します。

昔だったら抗争相手を殺ったとする。後に事件発覚前に自首をして、ムショ勤め終えたら出世しました。

2019年現在は暴対法が変わって、弟子の暴走でも大事件起こしたら、親分が逮捕されます。

今なら殺人とか起こすと、無期懲役か死刑になる。

なのでヒットマンを徹底的に匿うことなるんですが、守護神の槍ではおわり際にまたヒットマンが登場します。

警察って張り込みは得意だけど、張り込みされるのはあまり‥らしい

物語の最中で警護対象の大隅とボディガードの美波達が、ある屋敷で立てこもります。

警察って基本的には、犯人や重要参考人を見張るのが仕事。

何かあったら、御用としないとならない。

でも逆に警察はわざと襲われるために、わざと待って耐えるのは苦手みたいです。

逆にヤクザは待つのがすごく得意。なぜならムショで、ひたすら耐えるからですね。

孤独というのを。実業家のホリエモンは刑務所でお勤めの時はひたすら本を1,000冊ほど読んだ。

ホリエモンって我慢強いって言われるのは、須坂刑務所で耐えて本を読んでたのがあったからかも。

  • 警察は待つより捕まえに行くのが仕事だから、おとりで襲われるのを待つのが苦手
  • ヤクザは待つのが得意
私個人としての気づきはヤクザはまつのは強いんだなーって、とこですね。

美波よりも大隅が主人公みたいなもの

守護神の槍では片桐美波が主人公。読んでいくとわかりますが、大隅という実業家に対して感情移入したほうが読んでて楽しいかも
  • どうしようも男だったが、じつはストイックな男だった
  • 義理も何もない男だと思ったら‥
あまり言うとネタバレになるから、読んでいけば、ボディガードされるに、値するねーとは思いました。

SP物が好きならオススメ

SP物だと基本的には、総理大臣やどこかの社長さんが警護されることが多い。

でもこの本では、元ヤクザが警察にボディガードされます。

元ヤクザな大隅が警察の人たちとなぜか飲んだり、語ったりするので、楽しめる人には楽しめるかも。

 
今回は以上です。
警察関係者で働く人なら警察絡みの小説読んだほうがいいと、ある方におさわりました。
  • 鬼平犯科帳
  • 十津川警部
守護神の槍書いた方は、血なまぐさい小説も書いてて、今回のはキレイ過ぎる話って言われてます。

今回は多分ABテストかなーって感じもしました。