今の30代「よく昔の巨人って、V9時代と言われてて、長嶋さんや王さんがすげえって言われてた。自分の身内には長嶋さんや王さんが現役の頃を知ってる人がいない。なんかオススメな本はないですか?」
こんな疑問に対しての記事ですね。私は90年代は結構野球見てました。
過去の記事で野球ネタでそこそこ読まれてるので、多少は参考になるでしょうか。
未来はわかりませんが、現在はタイムマシーンというのはありません。
あなたのまわりにV9時代をリアルで見た人いないなら、本で補うしかない。
今回オススメするのは野村克也さんの暗黒の巨人軍論ですね。
結論から言うと「川上哲治監督時代の巨人は強くて、ノムさんが学ぶべきものだった」
とりあえずV9時代に興味ある人で、ライバル視点で知りたいなら、オススメになるかと思います。
目次
野村克也さんは現役時代、巨人を目の敵にしてたようだ
私が野村克也さんの巨人軍論を読んだ背景は以下です。
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2010年代の巨人は野村克也さんからみて、どう思ったのか?
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Kindle Unlimitedで読めたから
1960年代って、長嶋王さんが太陽なら、ノムさんは月見草って言われてました。
太陽でないかもだけど、陽と陰の陽ですね。
野村克也さんはいうまでもなくて、南海で三冠王やプレイングマネージャー(選手兼監督)をしてた偉大な方。
野村克也さんに関しては、野球を触ってた方なら、改めて説明するまでもないでしょう。
野村克也さんがV9時代の巨人をどう思ったのか?本に書いてあることで気になることをあげます。
V9時代は意外と守り勝つ野球だった
「V9時代は王さんか長嶋さんあたりが、わんさか打ちまくってのだろう?」
って言われてそう。
実際は超攻撃野球でなくて、守り勝つ野球だったみたいです。
例えば10-12とかよりも、2-0とかのロースコアで勝つ野球してたみたい。
本を読んでて意外でした。
川上哲治さんが巨人の監督をやって、アメリカのキャンプへ行きました。
アメリカのドジャースのキャンプをみて、学んだそうです。
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機動力や小技、要はバントやエンドランなど
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サインプレー
とにかく大味なことでなくて、小技で相手を攻略してたみたい。
詳しく書くと長くなるので、守り勝つ野球してたって話です。
長嶋さんは選手としては偉大だけど、監督としては評価してない
野村克也さんは長嶋さんに関しては結構極端な評価。
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選手時代は素晴らしい選手
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監督としては全く評価してない
現役時代の長嶋さんさんは、とにかく努力家で、真面目な選手だったようです。
「ようですーって言い方はなんですか?」って言われそうですが、そもそも長嶋さんの現役時代は私の生まれる前だから。
川上哲治さんは中心選手を甘やかしてはいなかったようです。
一方で野村克也さんは監督としての長嶋さんは全く評価していないですね。
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そもそも戦術あるのか?
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ほしいのものはお金で選手とる
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指導の仕方が抽象的
ほしいのものはお金でとる。
90年代や長嶋さんが監督を退任する前の2001年までは、4番バッタータイプをたくさん獲得してました。
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落合博満
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広澤克実
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清原和博
他にもたくさんいたけど、4番バッターばかりを揃えてた。
ノムさんはこんなエピソードを書いてました。
1960年代に野村克也さんと王さんと長嶋さんとあとひとりの選手でフランス旅行行った際のこと。
ゴールデンレトリバーという犬を長嶋さんがすごく気に入ったようで、無理矢理?ゲットしたそうです。
野村克也さんいわく、欲しいものは必ず欲しがる癖があるそうです。
指導の仕方が抽象的というのは松井秀喜さんの素振りですかね…
- 「こうやるんだ!ビューと」
- 「いいぞ!いいぞ!この感じを忘れずに」
というのを昔のテレビでみた記憶がありました。野村克也さんなら抽象的な素振りの指導はしないそうです。
野村克也さんは巨人が4番バッターだらけの打順で怖くなかった
98年ぐらいまで野村克也さんはヤクルトで監督してました。
一方の巨人は1993年頃から2001年まで長嶋さんが巨人の監督をしてた。
いうまでなく90年代の巨人は4番バッタータイプをかなり集めてる。
巨人と対戦する時に、ヤクルトの試合前ミーティングでかつて抑えだった高津投手が「巨人打線怖い」って言ったそうです。
でも野村克也さんは「ひとりひとりでみれば怖いが、打線としてならこわくない」とのこと。
投球論になるので、今回は控えますが、4番タイプなら4番なりの攻略法があるみたいで、野村克也さんは与しやすかったようですね。
V9時代に生まれてない人で、V9時代をライバル視点で気になるならオススメ
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原監督の話
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元巨人の長野のこと
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阿部慎之助がなぜファーストいったことに対する嘆き
たくさんありますが、やはりV9時代を敵側というライバル視点でどう思ったのか?に興味ある方にはおすすめな本だと思います。
今回は以上です。